1.除夜 |
Emme独自のパワーにあふれた歌唱が炸裂するダンスチューン。アフリカの太鼓の力強いビートから箏が桃源の宇宙へいざなう。津軽三味線のユニバーサルなソロは圧巻。 |
2.風音 |
たわわな十七絃と箏のゆらめきを、つかずはなれず、行きつ過ぎるEmmeの声と尺八。新しい「日本の」唄の誕生である。 |
3.サンクチュアリ |
ドラマとひそやかなメッセージがちりばめられたEmmeライブでもリクエストの多かった大曲。「ウマレテキタコトガウレシ、ウマレテキタコトガカナシ」すべてはビートと音の渦へと昇華される。 |
4.オドレバマイヨ |
女性はだれでも花売り娘のようなもの、お気に入りの花を咲かせて振る舞う。中央アジアからやってきた弦の周りに集まったのはアラブやインドのつわものたち。大きな空と広い大地を感じて唄は蝶々のように舞いました。 |
5.挽歌 |
正倉院の古代を彷佛させる音世界。十七絃と箏、三味線が描く色彩画に二胡とアルトフルートが筆を入れ、遠くで和太鼓が地を揺らす。Emmeの唄声はここでは吉祥天女のようである。 |
6.ゆりかご |
かつて日本には「童謡」という円熟した文化があった。絵本と連動して母子を夢の世界に誘ったその文化を継承しようと創られた唄。なつかしい風景を誰でも心の中に持っている。 |
7.チャキヤキ |
昔々の神様ちんどん屋のお話。不思議なビートを支えるのは和太鼓やアフリカの低音弦楽器ボロン。三味線はお座敷から空をとび、宇宙にまで飛び出そうという勢い。お囃子が宙を舞うころにはジャワのグンデルや尺八も参加し、どこまでゆくのやら。 |
8.たまゆら |
今のEmmeのもっとも生な声。魂の永遠と刹那を語り部のごとく唄う秀曲。 |